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その1宮台真司

現代の思想家にコメントしながら、自分の考えを整理してみようと思い始めて一年になる。
そろそろ書いてみよう。
ところが、「現代思想」という単語は商標登録されているらしく、フランス人にしかつかっちゃいけないそうなので、「現代知識人列伝」することにした。
でも思想の要約ではないので、「私は彼の思想をこう読んだ」という内容になる予定。

一人目として宮台にすることにしたのは、月刊現代の最新号の文章を読んでみて、彼は自分で「知識人」って呼ばれたそうだったから。

出でよ、新しき知識人  「KY」が突きつける日本的課題 - MIYADAI.com Blog
http://www.miyadai.com/index.php?itemid=598&catid=4

内容は「空気」とかにまつわることがかいてある。
空気ってのは共通の「辛かった体験」がないと読めない。(共通前提の崩壊)
戦争体験や村での生活が遠くなれば、そりゃ読めなくなるよなあ。(世代間・世代内の断絶)

この辺の分析につかっている手法がしっかりしている。

前にNewsWeekに載ってたけど、「空気を読む」という表現はタイ語と日本語にしかないそうだ。タイパワーは凄いよ。このことだけでも日本人はタイに行く値打ちがあるってもんだ。

宮台は転向を経験している。外からみてるとちょっと遅い感じだったが、遅すぎはしなかった。
転向前の宮台の「終わりなき日常を生きろ」とかの議論を読むと、中島梓のことが気になった。
宮台が書くような内容について、私は彼女から学んだことがおおい。
彼女は社会学者じゃなくて本業は小説家(=栗本薫)だけどね。

宮台は「手法」を徹底的にやっているので、そっちが彼の値打ちだと思う。そこからでてくる抽象化と分析の詳細さは使える。
実は宮台にはもっと理系がらみの仕事をしてほしい。そっちのほうが需要あると思う。同じ手法が使えるはず。