精神の病としての歴史
「橘は己が枝枝生れれども玉に貫くとき同じ緒に貫く」
古代に帰化人を揶揄した和歌だが
、その後の時代も何度も何度も外来の文明が日本に定着するという事は起こっている。
シヴァ仏教に基づいたマジャパヒト王国が松平氏になり江戸幕府になった。つまり日本にインド文明が移植されていた。感染したと言っていい。
シナ文明もある。
明帝国の崩壊により、難民となり、日本で庇護された華僑達は、やがて水戸をセンターに知識人のネットワークを作り出す。上手く中華思想を翻訳して、皇国史観を生み出していく。明治維新政権を成立させ大日本帝国はまさに明の継承国家となっていた。
シナ文明が日本に移植された。これも感染だ。
反感も当然あって、しかし完全に取り除いてしまうと今度日本が滅びてしまうのでそれができない。
どうしても過去に感染した病の痕跡っていうのが残っちゃう。逆にそれを利用し、拡張していく。
繰り返しばかりだよね。
過ぎたるは及ばざるがごとしって事で。
では。