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復活する「反米ユーラシア連合」

”反米”のあるなし

 久々に国際政治ネタを書こうとしてちょっと検索してみた。言葉としては「ユーラシア連合」という単語を使っている人が結構いるが、ヒンディクエストでははっきりと「”反米”ユーラシア連合」と書いている。まずこの二つの違いを書いておこう。
 実際なぜ、誰も「反米ユーラシア連合」とはっきり書かないかなあ。対立していることはみんな知っているのに。
 単に「ユーラシア連合」と書いている人々はEUの発展形態としての将来における有力な可能性としているのだろうけど。が「反米ユーラシア連合」は将来の存在ではないよ。スタートから考えるともう十年近くになるとおもう。

「反米ユーラシア連合」の歴史

 クリントン台湾海峡にインディペンデンス号を送り込んで、中国があわてて、ヨーロッパとの関係強化に乗り出した。あれは94年だっけか。それはソ連帝国崩壊後の継承戦争の時期で、アフリカでの利権をめぐってアメリカと対立を深めていたフランスが、アメリカから嫌われている国の間の仲介をすすめて、やがて世界に衝撃がはしる「中国とロシアの和解」だ。両国は30年以上にわたり戦争をしてきたのだが、それが、国境線も画定させ、和解。関係強化にのりだしていく。当時のロシアのエリツィン大統領は(「俺の名前は歴史に残るぜ!」と)うれしくなって、もういいやとそのまま辞任したぐらいだ。それは99年ごろ。
 「私達は反米ユーラシア連合を結成しました!」なんて宣言するはずないので。「反米ユーラシア連合」というのは仏・露・中などによる密約のことだ。もしくはいくつかの密約の集合かもしれない。そのような密約があるという証拠はでてきていない。しかし証拠がみつからないままでも密約を仮定せずにはいられない。
 それに密約の物的証拠はでてきてないが、状況証拠は無数にある。

シラク来日

 久々にこんなことを書いているのも、ライスに続いてシラクが来日したからよ。俺、あのおっさん生理的に嫌いなんだよ。時間をかけてアメリカを世界帝国の座から引きずりおろそうと付けねらう、執念ぶかく、ねちねちとした野心。「イラク戦争」の時も本気でとめる気が全くないのに、”反米”の雰囲気を盛り上げるためだけに「イラク戦争」を政治的に利用した。悪辣だよ。
 日本のテレビ局のカメラは性能が高すぎて、わずかな表情の差も捉えれるんだよな。画面ごしでもよくみてると何を考えているかわかるぞ。
 げ、やっぱり気持ち悪い。アメリカ帝国万歳なわけじゃないけど、シラク主導の「反米ユーラシア連合」にはとてもじゃないけどついていけないっす。
 密約には「アメリカをひきずりおろした暁には、東アジアは中国が支配することとする」とか書いてあるだろ!自衛隊人民解放軍の指揮下に入れるわけない。
 シラク、嘘はつけないぞ。その顔は日本人を小馬鹿にしている顔だ。バレバレだぜ。対中武器輸出解禁もはっきり二枚舌。軍事衛星のガリレオ計画と平行してEUと中国の連携をすすめてんだろ。誰だってわかる。
 つまりは対テロ戦争で一時的に隠れていた「反米ユーラシア連合」の密約を再確認しつつあるということだろ。

漁夫の利なんてない

 日本国政府には「反米ユーラシア連合」分断をねらうブレジンスキー&ライスの路線のほうが、何倍も対応しやすい。てか、実のところ、日本政府に今は他に選択の余地がない。国民が軍事同盟の必要性を意識していないし。まあ実際に必要になった時は、あっと驚く、意外な同盟相手が、浮かぶだろう。今は「反米ユーラシア連合」と組むことも、アメリカと両天秤にかけることもできない。立場よえー。

結論

 それで、おしこめられたままの日本人のパワーは結局ロボット作りとかにむかうわけか。