Hindy Quest

はじめてのたたかい

今年を振り返る。

今年はほとんどここに書き込まなかったので、一年を振り返るのには、いい場所だとおもう。

黄色人種と肌色の話

私には「人種」という概念がよく理解できない。「黒人」だとか「白人」だとかが身のまわりにでてきて、「われわれは黄色人種」だとかいう奴がでてくる。肌の色をそのように認識するのには違和感がある。古来中国では四方に赤青黒白を配し、中央を黄色とした…

信仰と社会変動

クシャーン朝あたりの政治的・社会的変動抜きに大乗仏教の成立を語るのは無理がある。社会変動が信仰を試みるのはどのような信仰でも同じことだろう。 大無量寿経と新約聖書とタルムードはいずれも2世紀ごろに大きく統合化・書物化している。それまでは口伝…

仏教の中のユダヤ文化―聖書から見た釈迦の教えと聖徳太子伝説 (ムー・スーパーミステリー・ブックス)作者: 久保有政出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2005/06メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (10件) を見る親鸞とキルケゴールから、…

歴史は「べき乗則」で動く――種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)作者: マーク・ブキャナン,Mark Buchanan,水谷淳出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/08/25メディア: 文庫購入: 28人 クリック: 196回この商…

宗教戦争が日本語の思想を鍛錬していた時代

不干斎ハビアン―神も仏も棄てた宗教者 (新潮選書)作者: 釈徹宗出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/01メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 18回この商品を含むブログ (28件) を見るこの本、今年のベストバイになりそうだ。 戦国時代が日本の宗教戦争期だっ…

小選挙区制度

サンプロで、衆議院選挙の分析をやっていた。無党派層が最後の一週間に民主党に流れ込む動きがみられたそうだ。 その時点では民主党の優勢と政権交代が確実な情勢は報道されていたから、「結果を明白にしよう」というように動いたようだ。思えば、前回もそん…

選挙結果

事前に予測がかなり正確にでていたので、驚くところはすくない。 公明党が小選挙区で全敗したのはおどろいたが。ぜひ、詳細を知りたい。 中選挙区時代の常識をひきずっている人がまだまだ多いなか、すでに小選挙区では2大選挙協力連合に集約されている。結果…

とてつもない希望

無量寿教の四十八願という、とてつもないスケールの願い。宇宙的なSFとでもいうべき、救済と希望のきらめくファンタジー。それが、浄土というものらしい。

テクニカルコミュニケーション

情報デザインか、理解を促進するための、図解か、マニュアル作成か。 私は今、テクニカルコミュニケーションの課題の入り口にたっている。 再びかえってきたとも思う。

選挙とは何か

選挙で民主党が勝ちそうだという予測がたっていて、政権交代を折込んだ動きの週になってきた。節目ということなので、時流に流された議論ではなく、考えをはっきりさせておくのが吉。下に書いているのは特別な内容ではないので、念のため。 私は選挙の応援を…

ネットワーク

ネットワークというのは冗長である。 冗長さのコストを超えるメリットがあるから価値がある。 リスクの分散によって、致命的打撃を避ける。 バックアップコピーをもつことで、一部が崩壊しても他がカバーする。 メリットを生かすには崩壊した部分が早く復帰…

前島密は最近の日本史教科書にはでてこないのか

山川出版の日本史Bをパラパラめくってたら前島密が載ってなかった。 大変だあ。破壊者や支配者、抵抗者だけでなく、システムを構築するタイプの英雄も教育には必要でしょう。何で抜けてるんだ?

屋根としての国家、網としての国家、船としての国家。

こういうメタファーはトラウマの反映みたいで、ドキドキする。 網ってのはセーフティネットって言葉を最近よく聞くけど、「天網恢恢、疎にして 漏らさず」は老子だそうで、古い。 「寄らば大樹」の木や傘は屋根と多分同じかな。 船も建築物なので、国家のイ…

ダ・ヴィンチ・コードを超える謎

TVでダ・ヴィンチ・コードをやっていた。 内容は、「イエスの子孫が生きている」という神話を下敷きにした観光サスペンス。 古い家系にまつわる伝説ってのは日本でも皇室や浄土真宗の大谷家にかぎらずいろいろあるわけだけど、御先祖様が「水をワインに変え…

タイの新興宗教タンマガーイについて

ソンクラーンなもんで、タイ関係者のイベントを見つけていってみると、入り口に白い服のタイ人がいて、パンフレットを配っていた。 おおっ、巨大な仏塔を建設中か!で、寄付をつのっているのか。 タイ人向けのタイ語のパンフだけでなく、日本語もあったので…

発想技法

日本で発想法とか情報の扱い方について意識されだしたのは、60年代ぐらいなのか。梅棹忠夫が「知的生産の技術」の技術を書いたのは69年。川喜田二郎のKJ法もその頃。ふたりとも、京都学派の今西錦司門下からでてきていた。 60-70年代は、個別の創造技法・問…

「斎」とハラルフード

豚をつかうことが日常化している中華料理のほとんどはハラルじゃない ところが、タイでも中華系ベジタリアンレストランでハラルの認証を得ている店が結構ある。 中華街では年に一度ベジタリアンウィークがある。その週だけは肉を一切ださない。 「斎」の旗が…

文明の衝突と金融中心的世界観

ハンティントンがなくなった。彼の宗教は知らないが謹んでご冥福を祈りたい。「文明の衝突」という議論は2回ブームになった。 発表後すぐと同時多発テロの直後だ。 最初のブームはまじめなものだったが2回目はギャグだった。 ハンティントンのはじめた議論は…

現在、高校1年生です。未成年でも可能な資産運用の方法を教えて… - 人力検索はてな

今から書こうとしていることは、質問の主旨ではないかもしれないけど、お金の相談だけなら経緯を話す必要はない。 高校一年で75年間とかいうのがあまりにもリアルじゃない。経験と知識の不足を釣りの質問なのか、無防備なのかはわからないけれど、日本の財政…

呪術としての殺人

厚生省の元幹部が刺殺された事件の呪術性があまりに高かったので、これはこの呪術の檻から出るのは簡単ではないと感じる。バモイドオキ神であれ、オウムであれ、ペットの恨みであれ、封印が解かれてはじめて姿をあらわす。供養するだけの霊力をもっているだ…

急に鬼太郎とかのことを考えたのは恩田陸の「6番目の小夜子」を読んでいる最中だった。ブックオフで買ってきたんだ。今はマジックリアリズム系の読書を重ねていこうとしている。

一休と鬼太郎の違い

二人はともに日本の民話系ヒーローだが、なんか違いがあったかなあ。ちょっと比較してみるか。 ?特別な出自の結果、不条理にも不在とされる母親 「ご落胤」と「飴買い幽霊の子供」 ?肉体的な力は、非常に低いが、知識と精神的に主人公を圧倒する父親役 「お…

なんか悪魔というより

「悪霊」という方がしっくりくるんだよな。 遠藤周作のせいか。カトリックだったっけ。 やっぱ「悪魔との契約」っていうのがリアルじゃないんだよなあ。契約違反したときに誰が強制力をはっきさせるんだろう。 「玉璽を手に入れると世界を支配できる」っての…

アメリカ世界帝国を構想したドラッカー

ドラッカー名著集10 産業人の未来 (ドラッカー名著集―ドラッカー・エターナル・コレクション)作者: P・F・ドラッカー,上田惇生出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2008/01/19メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (7件) を見るオバマが…

グルジェフと幻魔対戦

ソワカちゃん、あいかわらずおもしろいなあ。 グルジェフによれば、人類は「月の食料」なのだそうだが、幻魔大戦のラストシーンの月と結びついていたとは・・・ 嫁の生理周期を意識しておけという暗示なのか。 それともエロサイトを観すぎると馬鹿になるとい…

世界経済はもう元に戻らないかもしれない。

連休なので考える時間がイッパイあるが、昨日の常識は今日の非常識であることの確認をすすめていくしかないようだ。 各国の政策はいつのまにか金融社会主義になっている。はやいね。 ドラッカーが企業年金社会主義っていいだしてから30年なんだけどね。なん…

プロデュースがわかっているミュージシャンと、わかっていない(自称)ミュージシャンの格差が拡大していく理由。

これまでのアイマス的経緯や、VOCALOIDなトレンドを考えると、プロデュースを理解してないミュージシャンは、どんどん居場所がなくなり、マイリス率も下がっていくと思います。逆に、プロデュースを理解しているミュージシャンは、ますますコメントが増える…

ホームセンター

格安の組み立て式家具という点が強調されているが、 IKEAはニトリとも通販の家具なんかとも全然違う。 送ることもできるが、自動車で買いに来て、自分で持って帰るのが基本だ。 自分で組み立てるだけでなく、取っ手なんかも自分で好きなのを選んでとりつける…

とりあえず行ってきた。

1日にオープンしたIKEA鶴浜店に行ってきた。大正駅前にIKEAの看板を持った兄ちゃんが立っていたのでたずねると、「あちらの郵便局の先に無料バスが止まります。」とのこと。 しかしこのバス亭が、駅から離れすぎ。大正駅から行く人は対策しておきましょう。…