宗教戦争が日本語の思想を鍛錬していた時代

不干斎ハビアン―神も仏も棄てた宗教者 (新潮選書)

不干斎ハビアン―神も仏も棄てた宗教者 (新潮選書)

この本、今年のベストバイになりそうだ。
戦国時代が日本の宗教戦争期だったのは、私にとって定説だが、世間では「日本には宗教戦争なんてなかった」ということをどうも信じたいらしい。まあ、それもいいだろう。
ともかく宗教戦争があって、はじめて鍛えられる類の思想というものがある。
もう一度宗教戦争をやるのは辛いので、過去の宗教戦争から思想を汲み取れると良い。
一人の思想家の遍歴を追った内容だけど、追う側の著者もユニークな思想家である。
又、この本がきっかけになって内田樹中沢新一の対談が初めて実現したりと面白いことがおこっている。
思想のパンドラの箱が開いたんだろうか。