ユダヤの敵はユダヤ
- 作者: ジョン・J・ミアシャイマー,スティーヴン・M・ウォルト,副島隆彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/09/05
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- 作者: J.J.ミアシャイマー,S.ウォルト,副島隆彦
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Noel, Noel, Noel, Noel,
born is the King of Israel.
日本語の歌詞だと。「主イエスは生まれぬ」になってるけどね。
街角では英語で曲がかかっているので、現実の国家イスラエルのことを考えてしまうから。
ラビンとアラファトが握手をしたとき、「奇跡」だとおもった。
ラビンが暗殺されたとき、イスラエルの命運は尽きたとおもった。
案の定、ラビン以降のイスラエル首相は徹底した弾圧者になっていった。
自国民に暗殺されたくはないのだろう。
ラビンは軍事のプロだった。だから滅亡へと向かうイスラエルを救うためにアラファトと握手をしたのだ。
だが、暗殺者の学生には理解できなかった。彼をとりこにしたのは自殺願望の一種だっただろうか。
終わることのない中東戦争の歴史。自滅へと向かうイスラエル。
そして、そこにひきずりこまれていくアメリカ。
イスラエル・ロビーの盲目的なイスラエル支持行動は
ナチスからアメリカに逃げてくるときに同胞を見殺しにした罪悪感ゆえか。
開拓地がまだまだあるにもかかわらず、数千年前からの約束の地に惹かれていくのは
チャイナにいつも馬鹿にされる若い国家アメリカの歴史コンプレックスか。
陰謀を非難するのは気が楽だ。自分で悪いと分かっているからだ。
イスラエル・ロビーは堂々とやっている。正しいと信じているから。
地獄への道は善意で舗装されている。
頭脳民族ユダヤ人にも解けない難問がある。
※注
翻訳者のブログはこれ。↓
ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報
http://amesei.exblog.jp/
著者の翻訳を手がけていた人のブログは↓
地政学を英国で学ぶ
http://geopoli.exblog.jp/
二人の気鋭のライバル翻訳者、読み比べると面白い。