Hindy Quest

はじめてのたたかい

市会議員選挙

今年の春、市会議員選挙に参加した。

前回も投票には行ったが、参加したのは、今回が初めてだ。

何をしたかというと市会議員候補者を応援する活動をした。

これは3年前からぼちぼちはじめた。

一般市民にとって、政治参加とは市会議員選挙に始まり市会議員選挙に終わる。

仕事の合間におこなう政治参加とは長く続かないと意味がない。

「顔の見える政治」などというものは本来、市議会レベルぐらいまでしかありえない。

一見すると市会議員があつかう問題は小さな土地に限定された問題のようだ。

だが、問題の種類は多岐にわたり、国政レベル、国際レベルのさまざまなネットワークが絡み合っておこっている。

だからよく見ると、その土地だけで起こっている問題というのは少ない。

そして一つ一つの問題が広域的な広がりをもつため、市会議員クラスが横に連携していかないとそもそも解決しないようになっている。

誰が見ても国政レベルの重大な問題も、実際には現場で起こっていて、問題に直面しているのは常に地域住民だ。当然ながら一年のほとんどを首都で過ごす国会議員、ましてや中央官僚とは生活にずれがある。

活動に加わってしばらくして、ある一人の市会議員が目に留まった。

彼は市政でおこなわれている汚職が国政レベルの課題の縮図になっていることを明らかにし、全国横断のネットワークを作り、物理的な嫌がらせにもめげずに闘っている。(彼の住んでいる場所は別の市なので、投票できないが・・・。)

政治の課題とはいつの時代も既得権益をどう切り崩していくことにつきる。

権力はかならず腐敗するから、彼のような不正を厳しく追及する市会議員が常に必要とされる。

地元で応援していた候補者は残念ながら落選したが、彼は今回も当選した。

一般市民にとって、政治参加とは市会議員選挙に始まり市会議員選挙に終わる。

地域活動をもう一度捉えなおして再出発としたい。