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選挙をどう見るか

 日本では選挙になるのかもまだ決まっていないし、選挙の結果も未確定だ。日本人がいくら忘れたところで、「イラン戦争」へ向けた中東情勢はうごいている。イラン戦争は、近くなったように見える。その視点からみると、選挙で小泉が引きずり降ろされて日本軍はイラクから撤退、日本は東アジアにおける戦略を再構築へ向かうという可能性が浮かぶ。
 そもそもイラクからの日本軍の撤退は韓国軍、そして非アングロサクソンの諸国軍の撤退を引き起こしかねない。ブッシュ政権がまだ続く以上小泉のままでは撤退はできない。日本でまともな政治家なら怖くてうかつに撤退なんて言えないところ。おかげでポスト小泉を狙う政治家が次々と腰砕け。日本軍の「主体的」撤退はありえなかった。
 東アジアではアメリカも中国も拉致問題をスルーして北朝鮮と話をつけようとしている。日本に発言権はない。小泉の後ろ盾がブッシュであることはあまりにも明らかだからだ。しかし、ここへきての「選挙風」は、「小泉が引きずり下ろされて日本軍が撤退するかも知れない」。イラン戦争回避派は、そう言ってこれを政治的に利用することができる。
 ブッシュが小泉に強引に選挙をやめさせるなんてことができれば話はちがうんだろうけど、4年も首相をつとめた小泉はそのまま引退してもいいんだし、脅しにならないなあ。ブッシュには薩摩焼酎でも多めに送っておけばいい。郵政民営化ブッシュ政権の要求でもある。いまさら変えさせられない。
 諸外国には「日本という国はよくわからないな」という印象は残るだろうけど、アメリカのイラン戦争の尖兵なんてどの国もやりたくないんだし、落としどころなんだろう。
 今日の中曽根氏の行動は、実は(キッシンジャーの意向を受けて)そのあたりが含みなのかも。