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「大変化」は大変か?

梅田論文
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u105.html
を読んだので、感想。

フォースにはダークサイドがある。

 変化のもたらす負の部分については、どうなんだろう? 
 スパムやウイルスやフィッシング詐欺も高いリテラシーの産物だよね。

検閲=検索?

 玉石混交の中から「「石」をふるいよけて「玉」を見出す技術」はそのまま「検閲」につかわれている。中国は検閲ソフトを輸出しているし、GoogleYahoo!,
MSNも中国政府の「検閲」に協力させられている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0506/14/news038.html
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20040928207.html

リテラシーに対する敵意

 反日デモ以降中国政府は本格的にブログ規制を開始した。表現能力を持つ人はその能力ゆえに政治的存在である。(ニュータイプってやつですか)

はてなで起こった戦闘

 これは別に中国に限った話ではない。
 ウェディング問題ではkoseki氏がそのリテラシーの高さゆえにいきなり現実の権力闘争に巻き込まれた。そのとき、はてなは検閲を受け、ブログの一部は削除された。

なんかね

 ここからは梅田論文に限った話ではないが、こういった論文をよむと、どうも昔読んだ文章がちらちらと思い出される。
 そういえばかつてアルビン=トフラーは「パワーシフト」のなかで、情報技術の進歩にともなって、権力の所在地が変わり、権力闘争のルールが変わることについて詳細に論じていた。ドラッカーも「新しい現実」のなかで、権力の揺らぎやあらたな世界観の変化を語っていた。まだ、「IT革命」も「Google」もなかった時代だけどね。あのころすでにさまざまなことが起こり始めていたのだ。彼らは情報検索技術についても当時の最先端研究を踏まえて論じていた。それでトフラーやドラッカーを読み返してみたくなった。

IT評論の開祖たち

 ITだからって「ムーアの法則」だけじゃないぜ。ビジネス全般にはドラッカー、ITにかぎればトフラーの与えた影響はめちゃめちゃでかい。「IT革命」という言葉自体「第3の波」と同じ概念をアメリカ人が「革命」が好きなので、言い換えたようなものなんだし、ITにかかわる多くの言説が、二人の言葉の注釈だし、IT評論の多くは、これらの影響下に成立している。まあ空気のような存在として、日常的には意識されていないってことだろうが。

無視?

 「パワーシフト」や「新しい現実」が書かれてから15年が流れた。著書は孫引きを繰り返し、書かれた内容は知らず知らずのうちに浸透している。それははっきりしている。だが、「ムーア」のようには名前がだされない。認めたくないんだろうか。IT評論家にもああいう卓越したユダヤ系知識人への反感があるように思う。だがそれではダークサイドを理解することは難しい。

結論

 梅田氏はエピソード3を先に見ているのだから、
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20050608/p1
スターウォーズにからめて語ってほしかったな。