ネットとラジオは相性がいい。(TVや新聞より)

 もう10年以上前になるが、J-Waveモーリー・ロバートソンがDJをしながらのチャットを始めた。ラジオはFMだったし、チャットはNiftyパソコン通信だった。まだインターネットは普及していなかった。曲が変わるとチャットの会話も変わる。チャットで語られた内容が今度はラジオのスピーカーから流れてくる。今から考えるととても旧式の環境ではあったが、未知の体験に興奮してキーボードを叩きまくった記憶がある。
 今、インターネットラジオをどれぐらいの人が聞いているのか知らないが、私はネットラジオ専用チューナーBibioを所有するほどのネットラジオ好きである。あちこちに持ち込んでネットラジオを聞き、そこからエアチェックした曲をiPodに入れたりしている。著作権の取り扱いのせいもあって、Bibioで聞いているのはほとんど海外の局だ。だが日本のネットラジオにもおもわず聞き入ってしまう局がいくつかある。それは全て「ねとらじ」というサイトにある。正直に告白すると私は「ねとらじ」に興奮した。少年時代に親に隠れてラジオの深夜放送を聞いたときのように。ハマッたDJも何人かいる。是非DJをここで紹介したいが、なにしろ接続できるリスナーの枠がすくないので、教えることができない。
 だから「ねとらじ」がライブドアの所有になったときはこっそり驚いたが、そのライブドアニッポン放送というラジオ局を買収しようとしたので今度ははっきり驚いた。株式市場は競馬場のようなもので裏情報や占い師がゾロゾロでてくるが、ネットとラジオの本質的な関係にはあまり注目されていない。TVや新聞のほうが社会的影響が大きいのだから当然だろう。 それでも一人でこっそり耽溺できるというネットとラジオの組み合わせにはかなわない。