ゴルゴ13

 ついでにゴルゴのことも少し。ゴルゴってポイント一つしかないんだ。ハードボイルドの小説だと主人公の独白が延々続く、でもゴルゴは、無口。何を考えているかわからないように見える。でもこのシリーズのメッセージは極めてシンプル。それは狙撃の依頼のシーンを読めば分かる。依頼主が建前を述べた後にゴルゴが「それだけか」って聞く。すると依頼主が本音をしゃべる。ちょっとブラックジャックとかにもあるところだよね。ゴルゴは毎回そうやって、依頼人の感情を知ろうとする。事件のディティールはそれぞれ違うけど、結局生きている感情を持った人間と人間の殺し合いなんだってことを、ただ描いている。それ以外は別の回は別の作品と考えるしかないんだ。