日本人の敵は日本人 ハンナン編

 ハンナンの事件は様々波紋を呼びおこしたようだ。大阪の闇を知っている人なら、「食肉のドン」が逮捕されるなんて信じがたいと思った人も多かったはず。誰もが、彼が何をしているのか知っていた。ジャーナリストはそれこそイラクに行くより怖い場所だと分かっていた。それほどまでに闇の権力は巨大だった。だが、すでに権力闘争に敗れた。逮捕は権力闘争に敗れた結果にすぎない。私は、この権力闘争の中身が知りたい。
 ブッシュ幕府はコイズーミに対して「ヤクーザ」を排除するように命じてきている。コイズーミは「抵抗勢力」とよんでいるが。アメリカ側から見れば、ジャパン藩の問題は政治家が闇の世界とつながっていることなんだそうだ。「ヤクーザ・リセッション」なんて本が出ている。
この「ヤクーザ」ってのは山口組とかのことではない。はっきり野中広務のことだ。実力主義クリントンは野中をジャパン藩の最重要交渉相手とみなしていた。クリントン自身も成り上がりなので肩書きにこだわらず、実質的に力のアル奴と交渉する。ソコがブッシュからみれば野中はクリントンの息のかかった人物ということになる。しかもジャパン藩の闇の世界とつながっている。そこで昨年のブッシュ訪日が発表された直後に野中氏の引退も発表された。将軍様訪日前の露払いでCIAに恐喝されたのだろうか。
 野中の引退で「食肉のドン」も政界のバックアップが得られなくなった。昨年秋、野中氏が引退。昨年冬、それまで行き詰まっていた捜査が進み始める。
 コイズーミはアメリカの圧力を利用して、自分の足場を固めることに成功してきている。森前首相がブッシュにクビにされたように、幕府の都合でいつ、「御用済み」とされるかわからないのが外様の宿命。でも大統領選挙までは大丈夫だろう。