Hindy Quest

はじめてのたたかい

将棋・チェス

ブレジンスキー

ブレジンスキーの「地政学で世界を読む」を読んでいる。原題が"The Grand Chessboard"ですが、別にチェスの戦術とかが書いてあるわけではない。アメリカの視点から世界秩序をどのように考えるかが書いてある。ブレジンスキーの思考はチェスに淫して影響を受…

サウジアラビアと日本の共通点

チェスにはルークという駒がある。将棋でいう飛車の動きをする。 チェスには将棋の金や銀に相当する駒がないので、王様をがっちり守る役目はこのルーク(飛車)。 ところで、サウジアラビアと日本の共通点はなんだろうか。答えは、アメリカとはっきり異質な…

中央の定義

「中央アジアを制するものは」 との関連で、もう少し、センターの意味を考えてみる。 チェスでいわゆるセンターは4マスある。 将棋では、はっきりと、定義を見たことはないが、9マスある。 駒やマスは25%しか増えていないのに、中央部だけをとりだして…

ボビー・フィッシャー拘束

そうか、日本にいたんだ。是非、チェスと将棋の違いについて羽生と対談して欲しい。

動き始めるスワスティカ

ヒトラーによって欧米で有名になった鉤十字マークだが、これはもともと古くからインドを始め全世界に伝わるマークだった。で、インドの将棋のルーツ、チャトルアンガがもともと4人で行われていて、トランプと共通の起源だということを知ったとき、私の中で…

センターの意味

チェスが将棋より中央部の支配力がゲーム全体に及ぼす影響が多きいという話は前に書いた。その意味を深く考えるためにも、もっと他のゲームと比較してみよう。マス目のボードを使った他のゲーム、オセロの場合、最も重要なマスは四隅の4マスである。囲碁で…

中央アジアを制するものは

チェスと将棋は同じルーツだが、ルールが違う。チェスでは、取られた駒は使えない。死んだからだ。将棋では、取られたら敵の手に渡っていつ使われるか分からない。 ルールの違いに加えて、チェスと将棋では戦略上の重要な違いがある。チェスでは中央のポジシ…

国際政治とチェス

欧米人には国際関係をチェスにたとえることが多いようだ。日本人も将棋や囲碁の用語を使って政治を語ることが多い。ネットで検索すると「国際政治はチェスではない」という題の政治学の論文が 出てきた。わざわざこういう題にしなければならないほど誰もがチ…

将棋の夏

将棋というゲームの中に秘密をみいだしたので、書いとくことにする。 夏の祭りを利用して、将棋の理解を深めているところ。世代や、職業を超えてコミュニケーションを図れる文化というのは偉大だなあと思うが、ネタ帳的にはやはりルーツが気になる。これまで…

「見てるもの」と「見られているもの」

今日の、お題は、でかいが、中身は、普通。 将棋の話しを続けたいけど、将棋やってないんだよな。 今は、夕食後にチェスをやってるんだ。 Yahoo!USAの方に乱入して、まだ弱弱だけど。勝負している。 でも、「将棋の考え方」と「チェスの考え方」の違いは、少…

将棋と生物学

この一年ぐらい、将棋をマメに指してきた。 夜中にYahoo! ゲームで指すのだ。 最初はいろいろと「戦法」を覚えるのだが、戦法と戦法との間には、相性があって、別に「最強の戦法」なんてのはないことがすぐに分かる。プロは「戦型」という言葉をつかっている…

エントロピーとか複雑性とかカオスの話

芥川賞作家保坂和志による「羽生ー21世紀の将棋」という本を読んだ。 まあ、立ち読みでも読めるぐらいの、軽い語り口だが、楽しんで読めたよ。 将棋ファン以外の人に、羽生がたどりついた世界を紹介しようという試みで、科学書ならブルーバックスとかにあ…